2013/05/19

今更ながらiPhone 5を入手したのでNexus 4と比較してみた

どっちかというとAndroidのOSや端末のが好きなので、iPhoneを手にするのはだいたいモデル末期になってからという傾向が続いている。

現在手元にあるiPhone 4Sは最新OSがサポートされいてるし、動作感も悪くない。そもそもLTEは筆者の主な生活圏では十分な速度が出ていないので必要がない。

しかし、iPhone 5の普及率も上がってきて、その縦長になったディスプレイサイズに最適化したアプリが増えきた。そのため、iPhone 4/4Sの画面サイズでは捗らなくなってきた。

そこで、次期モデルの噂と共に価格がこなれてきたということもあり、今更ながらiPhone 5を入手してみたので軽くレポ。

【購入商品】au Apple iPhone 5 16GB ブラック
【購入店舗】ケーズデンキ某店
【購入金額】9,800円
【契約形態】MNP
【購入動機】iPhone 5の画面アスペクト比に最適化したアプリが増えてきたので。


だがしかし、普通にレビューしても今更感しかない。

そこで、筆者の手元にある端末のなかで、このところ稼働率が高いGoogle Nexus 4 LG-E960 BLACK 16GB(US)(以下、Nexus 4)と比較しながら見ていきましょう。

【外箱】
ご覧の通り、Nexus 4が一回り大きいですね。


高さもNexus 4が4mm程度高いです。


Nexus 7では、7をモチーフにしたボックスアートでしたが、Nexus 4では特に無さげ。


【同梱品】
左:Nexus 4、右:iPhone 5


Nexus 4 → microUSB - USBケーブル、USB電源アダプタ
iPhone 5 → Apple EarPods with Remote and Mic、Lightning - USBケーブル、USB電源アダプタ

このあたりは、Appleの質感が圧倒的に高い。


【外装:フレームの表面処理】


Nexus 4 → クロムメッキ樹脂(ディスプレイ縁)、ラバーフィール塗装(フレーム)
iPhone 5 → アルマイトこと酸化皮膜処理

樹脂フレームにラバーフィール塗装というNexus 4は、わずかな弾力と共にしっとりとした感じ。一方、iPhone 5は、アルマイト独特の乾いた感じ。

フラットな面に置いた状態から、サイドを摘んで持ち上げるとき、iPhone 5では下側の面取り部(幅1mm)に爪を入れるか、側面のアルマイト面を指先で挟む格好となる。後者では、その乾いた質感が仇となり滑りやすい。

Nexus 4は、滑りやすさとは無縁であることに加え、面取り部(幅3.5mm)も大きく、指先でそのエッジを捉えることができる。

iPhone 4/4Sのときは、側面フレームからディスプレイが迫り出していただけ、2〜3mmの面取り相当のクリアランスがとれていた。これは、iPhone 5で薄くなったことに対する弊害であると言える。

さらに、iPhone 5発売直後に騒動となった、アルマイトの禿剥げ問題。一般部でもさほど厚くない上に、面取りのエッジ部はキビシいでしょうね。。。そのエッジ部を、金属製品に「軽く」当てただけで、なんとなく地金色が出てきなような気がする始末ですよ既に。


【外装:背面】

Nexus 4 → ガラス
iPhone 5 → アルミ(アルマイトこと酸化皮膜処理)、ガラス

Nexus 4は、キラッキラ。


iPhone 5は、グロスとマットでサンドウィッチ。


例によって、薄いアルマイトであるため、iPhone 5では何かの処置を施さないと、あっという間に残念な背面となってしまうかもしれない。

Nexus 4ではガラスとはいえ、たとえゴリラガラスであっても、砂の浮いたテーブルの上でスライドすると傷つきますからね。ということで、筆者のNexus 4には、背面に保護フィルムを貼ってます


【ディスプレイ:材質】


Nexus 4 → 4.7インチ、1280×768ピクセル、320ppi、IPS液晶、Corning(R) Gorilla(R) Glass 2
iPhone 5 → 4インチ、1136×640ピクセル、326ppi、IPS液晶、耐指紋性撥油コーティング



触った感触としては、Nexus 4はヌルヌル。ディスプレイの縁が湾曲しているので、尚更にそう感じることができる。

iPhone 5は、Nexus 4に比べれば、明らかに指すべりは重い感触。スペック的にゴリラガラス2という記載が無いところからも、iPhone 5のディスプレイはゴリラディスプレイ2ではない、が正解かも。

筆者は、ゴリラガラスを採用しきた初代iPad、iPhone 3GS、iPhone 4Sと使ってきたが、Nexus 4の指すべり感が最もヌルヌルであると断言できる。


【ディスプレイ:表示】

一方、映りに関しては、両者ともIPS液晶ということで、コントラストや発色、色の再現性は非常に良い。動画に関しては、描画速度に関しては有機ELと比べると劣るが、気になる人はそう居ないかな、というレベル。

iPhone 5は、iPhone 4/4Sに対して縦長になって、ランドスケープビューでは、16:9の動画がより大きく表示できるようになった。また、ポートレートビューでは、画面内の文字数が増えたことにより一覧性が向上した。

Chromeで比較してみる。

Nexus 4(100%)


iPhone 5


iPhone 4/4S


比べてみるとiPhone 4/4S/5の一行あたりの文字数って、よく考えてあるなぁという印象。Nexus 4では、一行あたりの文字数を減らすため、文字サイズを115%にして使用している。

Nexus 4(115%)


結局、Nexus 4(115%)とiPhone 5って、1ページあたりの文字数が同じになってますよね。。。

使い勝手に関するところでは、iPhoneは本当によく考えられていますよね、ということで。